新型うつの治療法

新型うつの症状と治療法

「新型うつ」とは、都市部の若者を中心に広がる現代病であると言われています。新型うつの症状は、従来のうつ病とは異なる点が多く見られるのが特徴です。従来のうつ病では、激しい自己嫌悪や罪悪感が症状として現れるのに対し、新型うつでは感情の矛先を自分ではなく周囲の人間や環境に向ける傾向にあります。また、うつ状態と気分が高揚している状態の差が明確で、職場や学校を離れると気分が良くなります。 比較的新しい精神疾患である新型うつの治療方法は、はっきりと定まっていない部分もありますが、医師による適切なカウンセリングと薬物療法によって症状をコントロールしていく方法が一般的です。これに加え、症状が多様な新型うつに対しては、日常の生活リズムを整えながら、病気の根本的な原因を解明し改善していくことが重要です。

患者の特性と対応について

「新型うつ」とは医学的な専門用語ではなく、精神医学的にも厳密な定義はありません。このような従来の定義にあてはまらないタイプのうつ病を「非定型うつ病」とも呼びます。 このような新型うつは、主に都市部の20代から30代の若者に多いのが特徴です。その症状は全体的に軽症で、仕事や学業では抑うつ状態となり、仕事なり勉強なりを回避する傾向がある一方で、余暇を楽しく過ごすこともあります。患者の多くに、性格的に成熟度が低く規範や社会的ルールに従うことが困難で、周囲への配慮に欠けるといった点が見られます。病気の原因は未だ解明されていませんが、仕事や学業の困難をきっかけに発症するケースがほとんどです。 新型うつの患者への対応としては、従来のうつ病患者と同様に専門の医師の判断を仰ぐことに加え、患者自身に社会的責任のある行動の確立を柔らかく促すことと、それに対する適切な評価が必要です。